【#3】「いいじゃん、悪い女で。」SNSで女友達の"旦那の肩書き"を調べたがる女の話

2016.08.30

大人の女としての華麗なSNSスルー術を、ケースごとにを学んでいく連載「大人のSNS処世術」。

第3回目は、
『人のものが気になる女の性』にまつわるお話。

貴女の周り、ないしは自分自身が悩みに意外と同じ悩みに振り回されているかも...?

女友達の旦那様の肩書きをつい調べてしまう。これって女の本能?

-3回目のご相談-
『結婚した友だちの旦那さんの出身大学や会社名をSNSでこっそり確認しては、「ああこのレベルならうらやましくないや」とホッとしてしまう自分がいます...。どうやったら、人のものが気にならなくなりますか?』

前回、「女友達のグループLINEをうまくかわす方法」で相談を持ちかけたS子(30)

人をネタにして笑い合うのは好きじゃないと言っていたS子だったものの、「実は人のものが気になるのは私も同じ...」と、矛盾を抱えた様子。

ついタグ付けされた旦那様のプロフィールに飛んでしまったり、出身大学や会社名を確認。写真を拡大しては、「ああタイプじゃない(よかった!)」なんてホッとしている自分に嫌気がさしているのだと言う。

人のものが気になるって、女子ならみんな同じ?"隣の芝生のアラ探し"というSNSの活用法から抜け出す方法はあるのだろうか?


そんなS子のお悩みに、今回も女装パフォーマーでありエッセイストとして活躍するブルボンヌさんが答えてくれる。

ブルボンヌ:『女子の本能っていうか、あなたの俗っぽさでしょ。女子の中には、そんなラベルに興味ない人もいるし、旦那に頼らず自分で稼ごうって人もいっぱいいるんだから。

フランスの大女優、ジャンヌ・モローさんが、好きな男性のタイプについてインタビューを受けた時に、「男は美しければそれでよろしい」って答えたの。「財力や社会的地位、知識などは必要ないんですか」って突っ込まれて「そんなものは全部、私が持っています」って返したそうよ。ジャンヌすげえわ! ね、そんな女だっているのよ。まあ間違いなく「女子」じゃなくてクソババアだろうけど。

あなたや友人や女性誌にはびこるゲスい感情を、女子全員の罪ってことで薄めて納得してんじゃないわよーってこと。まあ、アタシやオネエ友達にも同様に、ゲスさは満載だし、その感情自体は嫌いじゃない、というか大好物よ。人間にそういう面があるおかげで、ドロドロの昼ドラや内館牧子先生脚本ドラマのエグい人間模様に大喜びできるんだから。

問題なのは、そういう感情を持ってて、自分も結局つき動かされてるくせに「違う、こんなの本当のアタシじゃない」みたいに、認めようとしないあなたみたいな往生際の悪さ

いいじゃん、悪い女。下衆い女で。そんな大衆感情レベルでいちいち自分という人間を恥じてちゃキリがないわよ。ていうか、こうしてお悩みというスタイルで自分のそれを語りだした時点で、気味の悪いアピールにすり替わってるし。

大衆を見下す、意識の高いアタシが、大衆のゲスさにまみれてるショックのアピールとか、はいはいもう分かったから。

友人の結婚を素直に祝えず、見下している友人たちがくれたゲスい情報を頼りに、結局、友人の旦那の会社ブランドをチェックしてしまう、あなた自分が、そんなどこまでも大衆的で下衆くて、昼ドラのしょっぱい役どころみたいな女だって分かった?


友人のせいとか、女子の本能のせいとか言ってないで、全部自分が選んできた人生の結果だってことも思い知って。

その上で、それをほかの大衆同様にそれなりに楽しんでやり過ごしていくのも、意識高いアクセルをもっと入れて、友人を入れ替えるのも、孤独を覚悟するのも、宗教にハマるのも自由だから。

いつだって、現時点からのハンドルの切り方は自分次第。こんな道いやー、こんな同乗者いやーって言いながら、運転してるのはあなたってことよ。

『自信があって堂々としている女の子には憧れる。でも自分には人に嫉妬したり俗っぽい部分もある。そこを認められないと、きっと悩み続けるままなんだろうな。』
ここからハンドルをどう切るか。今日の夜はジャンヌ・モローの映画でも観て学びを得ようかな、と思うS子なのであった。

今回もお悩みにお答えいただいたのは、女装パフォーマー/ライターのブルボンヌ氏。
メディア・イベントへの出演・連載をはじめ、新宿2丁目のMIXバー『Campy! bar』ではプロデューサーとして、また女装パフォーマー集団『Campy!ガールズ』のメンバーとして多方面で活躍している。

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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