【#6】「#10月までに絶対痩せる」Instaハッシュタグに"冷ややかな目"をしてしまう女の話

2016.09.27

大人の女としての華麗なSNSスルー術を、ケースごとに学んでいく連載「大人のSNS処世術」。

第6回目は『Instagramのツッコミハッシュタグ』にまつわるお話。

そもそも同じキーワードの投稿を見やすくするためのハッシュタグなのに、ずらずらと続く意味不明のツッコミは何? と、貴女もイライラしてしまうことありませんか?

これ意味あるの? Instagramの“自分ツッコミハッシュタグ”がうるさく感じる

- 6回目のご相談 -
『Instagramで意味不明なハッシュタグを付ける人がいます。「#お弁当」「#OOTD」など、同じカテゴリの投稿をまとめて見られるようなものなら良いのですが、自分にツッコミを入れているハッシュタグの意味がわかりません。冷ややかな目で見てしまう私って、性格が悪いんでしょうか…?』

アパレル販売員をしているS香(29)
仕事柄、ファッショナブルな写真が多く投稿されるInstagramをチェックすることが多い。そこで最近目につくようになったのが、投稿者が写真にツッコミを入れるための妙なハッシュタグ。

投稿文や写真は素敵なのに、その後にずらずらと続くハッシュタグがどうも受け入れられない。特に「#ウインナーが焦げちゃった笑」「#7月までに絶対痩せる」などの“自分ツッコミハッシュタグ“はまったく面白さを感じられず、“そんなのどうでもいいよ”と心の中でツッコミ返してしまう。

どうしてこんな意味不明なハッシュタグが流行っているのだろう。そして、こんなことに腹を立てている自分って器が小さいのだろうか?  

そんなお悩みに、今回もブルボンヌさんはどんな答えをくれるだろうか?

ブルボンヌ:『昔から郷に入っては郷に従えってね。コミュニケーションの場には、そこでの「流行り言葉」「お約束」ってのがあるのよねー。

オネエ界でも、時代とエリアでいろんな流行りがあったわ。IKKO先生の「どんだけ~」は実は2丁目ではそんなに流行ってなかったんだけど、たとえば「おはみ~」「やばみ~」みたいになんでも「み」を付けてみる子たちがいたり、ちょいちょい盛り上がる言い回しはあるわね。

DJ OZMAさんで有名な「アゲアゲ」も、あれのさらに10年くらい前から、ゲイクラブで高揚感を覚える人気曲がかかると、みんなで「アゲー!」「アゲじゃなーい!」なんてクネクネ踊っていたものよ。

ひと昔前の2ちゃんねる用語みたいなセンスも同じことよね。
どこの枠にも、流行りの表現ってのが生まれるのは普通なの。

本来は検索・分類用の機能として用意されたハッシュタグも、それを、自分ツッコミや補足情報、つまり今までなら()を使っていたような言葉に流用しちゃえ!って、「あそび」なのよ。

Instagramが一番だけど、ツイッターでもけっこう多くやられてるあそびよね。

そのあそびに乗っかった人が多いってことは、それなりに支持を得たセンスな証拠。
で、あなたは本来の用途にこだわるタイプなのか、自分ツッコミノリの表現そのものが苦手なのか、気持ち的に受け付けない、と。

別に性格が悪いとは思わないけど、「頭堅ーい」とか「古ーい」とか思う人はいるかもねぇ。

波に乗っかるってのは、乗りこなして「新しいものをうまくとりいれてるなー」って思われる人と、タイミングやセンスを間違って水没してる人に分かれるわけで、乗る側にもリスクがある。
あなたは流行りの表現に乗り切れないくせに、どっかで楽しそうに見えてるから、くやしさみたいなものと裏腹に「冷やかさ」を出してんじゃない?

自分もやってみたいと思うなら、うまく乗りこなす姿を見せればいいし、違うと思えば、オーソドックスな使い方をしてればいいだけのことよ~。#アタシも使わない派 #でもちょっと年を感じる

『流行するにはそれなりの理由がある。私も一度やってみたら楽しいのかもしれないな...』。そう切り替えたS香は、少しドキドキしながら「#」の文字をタップしてみたのだった。

今回、お悩みにお答えいただいたのは、女装パフォーマー/ライターのブルボンヌ氏。
メディア・イベントへの出演・連載をはじめ、新宿2丁目のMIXバー『Campy! bar』ではプロデューサーとして、また女装パフォーマー集団『Campy!ガールズ』のメンバーとして多方面で活躍している。

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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