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ひどい生理痛を和らげる(緩和させる)3つの方法。月経困難症の可能性も?改善方法は?

2018.10.18

月に一度、訪れる生理。ひどい生理痛に悩んでいる女性も多いのでは? 生理痛があまりにもひどいと、仕事はもちろん支度をするのさえもひと苦労。食べ物、飲み物、薬など…どうにか痛みを和らげる(緩和させる)方法はない? そんな悩める女性たちに産婦人科医の宋美玄先生がアドバイス。

実は知らないひと…多いかも? 生理が起こるメカニズムをおさらい

毎月悩んでいる、生理問題。でも、そもそも“生理のこと”をきちんとわかっていないかも…という女性も多いはず。そこで、生理の仕組みをおさらい。

女性の身体は、約1ヶ月に1度、卵巣から卵子を排出する。これが「排卵」と呼ばれるもの。そして、それに伴い子宮内膜を厚くして受精卵の受け入れ体制をととのえる。

ただし卵子が受精しなかった場合、準備していた子宮内膜が不要となり、はがれて排出される。これが「生理」と呼ばれるもの。

また生理は2つのホルモンが大きく影響していて卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌によって、生理のリズムが生じている。

「生理はデトックス」なんてウワサもあるけれど…それって本当?

生理といえば、血液が出てくる瞬間が気持ちが悪かったり、ニオイなど衛生面でも気になる。また生理痛が酷いひとにとっては、耐え難いほど。

そんなイメージがあるひとが多いなかで、いま巷で生理が「デトックス」「アンチエイジング」なんていわれていたりもするけれど、実際のところどうなの?

生理を、「デトックス」や「女の証」などの意味付けをする人もいますが、排卵と月経はそもそも生殖(妊娠)のためで、妊娠を望んでいない時には体にとってプラスになるものではありません。

そればかりか、生理のたびに月経血が卵管を通ってお腹の中に逆流し、子宮内膜症の引き金になるリスクがあるので、生理は体にとって負担になります。

コメント: 宋美玄先生オフィシャルブログより

注意すべきことはある?ひどい生理痛を和らげる(緩和させる)3つの方法

その1:痛い部分を温める

生理痛のときは、痛いところの冷えを防いで温めてあげるのがおすすめ。冷房が強いところは避け、お腹を冷やさない服装を。また温かい飲み物を飲んだり、カイロを当てたり、ゆっくりとお風呂に入ったりするのが効果的なのだとか。

その2:ライフスタイルの見直し

食事、睡眠など規則正しい生活を送ることが大切。働く女性にとっては簡単ではないけれど、暴飲暴食や寝不足、長時間勤務などを続けていることでホルモンバランスや自律神経が乱れ生理痛を悪化させることがあるそう。

その3:生理痛を我慢しない

“生理痛はいつものこと”と放置しているひとは危険信号。血行不良(冷え)からくるときにはきちんと温め、痛みが強いときは薬を飲んで安静にすること。また、病院で診てもらうこともしぶらないのが正解。

身体のサイン、見逃さないで。「月経困難症」の可能性もあるかも?

生理期間中に生理が原因で引き起こる病的な諸症状を「月経困難症」と呼ぶ。一般的に、下腹部痛、腰痛、頭痛、食欲不振、眠気、だるさ、憂うつなどが挙げられているものの、さまざまな症状がある。

症状や具合などによって気になることがあれば、専門医に相談を。

急に痛くなることもある生理痛…和らげるために、即効性のある対処法はある?

生理痛が起こってからも、痛みを我慢し続けているというひとは意外にも多い。

なかには、痛み止めさえも「身体によくなさそう」「クセになると嫌だから」などと敬遠するひとがいるけれど、宋先生いわく我慢せずに痛いときは早めに飲むほうがいいとのこと。

よく痛みが限界に達してから痛み止めを飲むひとがいますが、そこまでがまんする必要はありません。経血量が多い1日目や2日目などはとくに、痛み出す前に服用するほうが効きが早いです。

コメント: 宋美玄先生

つら~い生理痛、根本から改善する方法は何かないの…?

痛み止めを飲むとしても、一時的に痛みを抑えるのが限界。根本的に生理痛の改善をするとしたら、ほかになにかできることはないの?

改善方法その1:ピルを試してみる

ピルは「副作用がありそうで怖い」などとマイナスイメージを持たれがち。たしかに、ひとによっては副作用が起こり、トライアンドエラーを繰り返しながら自分に合うものを見つけるということもある。

ただし、宋先生いわく専門医が患者に合うようなピルをしっかり見定めてくれるから怖がりすぎることはないとのこと。きちんと自分に合うピルを見つけられたときにはもう生理痛には悩んでいないかも。

改善方法その2:ためらわずに婦人科へ

産婦人科は妊婦さんばかりだと思うし独身の私は行きにくい…というひとも大丈夫。最近ではレディースクリニックなど、出産意外のことで診察に行く方も多いよう。
「面倒だから」「怖いから」と逃げずに、かかりつけの病院を見つけてみて。

それぞれに合った、生理痛の改善方法を専門医がアドバイスしてくれるはず。

恋も仕事も遊びもがんばりたい、そんな女性にとって、月に一度襲ってくる生理痛の不快感は煩わしいもの。医師のアドバイスなどを試してみながら、自分に合った改善方法を見つけるのが吉。くれぐれも、我慢は禁物!

取材協力/産婦人科医 宋美玄

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配信日:水曜日(隔週)

巷のビューティー神話に、産婦人科医の宋美玄先生がお答え。

text : by.S編集部

supervised by

産婦人科医 医学博士
宋 美玄

大阪大学医学部医学科卒業後、同大学産婦人科に入局。“カリスマ産婦人科医”として女性の悩み、セックス、性や妊娠などについて女性の立場から積極的な啓蒙活動を行う。
by.Sチャンネル「巷のビューティー神話にご用心。」で水曜日(隔週)配信中!

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