「筋トレ中=炭水化物NG」は間違い?ボディメイク専門家が教える正しい糖質制限のやりかた

2018.09.01

主食抜きや糖質完全オフなどのメニューが増加している近年、糖質を摂ることに罪悪感をおぼえるひともきっと少なくないはず。ただパーソナルトレーナーのおぜきとしあきさんは、ボディメイクをするうえで糖質は必要だと説く。

意外と知らないひとも多いのですが、筋肉を合成するうえで、糖質は一定量を摂る必要があります。また“食べちゃダメ”とすると続かないですしサラダチキンばっかり食べても筋肉合成においてはあまり意味が無い。糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素に、ビタミンとミネラルなどの栄養価を偏りなく摂るのはボディメイクの最低条件です。

コメント: おぜきとしあきさん

さらに人間の身体はよくも悪くも“慣れる”。糖質を極端に減らせば当然直後は体重が落ちるが、飢餓状態が続くと異変を察知して、どんどん栄養価を蓄える方向へシフト。つまり少量しか栄養が入ってこない状態にも慣れるので、体重が落ちにくくなる一方で、リバウンドしやすくなるという悪循環に。

もちろん炭水化物ばっかりというのははだめですが、お酒を仲間と飲んだり、付き合いだって当然あるはず。それなら食べた分だけ動くという考え方がヘルシーですし、無理なく続ける上では大事だと思います。

コメント: おぜきとしあきさん

和食に多い芋や根菜はボディメイクの天敵?

ただし主食以外のおかずにも、意外と糖質量が多いのが和食の特徴ともいえる。たとえば肉じゃがやきんぴらごぼうは芋や根菜なども入っていて、全体的にはバランスよく栄養は含まれているといえ、糖質量も多そうで正直食べるのに気後れしてしまうのも事実。

だからといって、主食を抜けば解決というのは短絡的な考え方。たしかに糖質量はオーバーしないけれど、おかずを味つけする調味料などの塩分や糖質などを思うと、場合によっては主食をちゃんと摂る方がヘルシーともいえる。糖質を摂る上での判断はやっぱり難しい。

糖質と一緒に「食物繊維を摂る」のが解決策

あくまでバランスなんですよね。糖質を完全に食べないのは偏食なので、どうするか。僕は糖質を摂る分、食物繊維も一緒にたっぷり摂ることをおすすめします。

コメント: おぜきとしあきさん

根菜などにも豊富な食物繊維には、血糖値の上昇をゆるやかにする働きがある。肥満につながる血糖値の上昇はボディメイク中は当然避けたいから、高血糖を回避する食物繊維は積極的に摂るべき栄養価ということ。また腹持ちもいいので、主食の量を減らしても、食事をしたという満足感を得られるのもうれしい。

食物繊維を摂るならおすすめは、ローカロリーでお手頃プライスなきのこ。また野菜は固い芯などほど食物繊維が豊富なので、調理法などに工夫して余さず使い切るのが賢明。

ついでに食べ順も意識できれば上級者。炭水化物を一口目に食べると血糖値上昇につながることはさまざまな機関による過去の研究から明らか。まずは食物繊維豊富でフレッシュなサラダから食べ始めて、血糖値の上昇ができるだけゆるやかになるよう工夫したい。

炭水化物大好きだけどボディメイクも頑張りたい。そんなひとも心配しなくて大丈夫。正しい糖質の摂り方をおさえれば、リバウンドすることなく理想の身体に近づけるはず。

取材協力 パーソナルトレーナー/おぜきとしあき(尾関紀篤)

AFAA認定パーソナルトレーナー。1991年青山学院大学卒業後、2007年東京大学入学、2008年北京大学で招待発表を行う。ボディメイクスタジオ「モデルズ東京渋谷 Models Tokyo」主宰。指導歴は20年を超え、2万人超えのボディメイク&ダイエット指導に従事。運動が苦手なトレーニング初心者及びボディメイク初心者、主婦・OL・学生のダイエットから、著名タレント・女優・アイドル、ミスワールド日本代表のトップファッションモデルのボディメイク指導までと幅広い支持を得ている。

text : 門上奈央
undefined

Recommend

undefined