• ワールドクラスへようこそ

「いじられる側は傷ついてます」女性の品格を下げる、逆セクハラ・事例が身近すぎる…

2018.11.26

昨今「セクハラ」という言葉が浸透し、女性に対し慎重に接する男性も増えているようだけれど、被害者が女性ばかりだなんて勘違いしていない? あなたがコミュニケーションの一環と思っていることでも、「セクハラだ」と感じている男性も少なくないそう。

世界の人権問題を日ごろからウォッチしていると話す、ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターの美馬寛子さんはこの問題に対し何を感じ、どう日常に生かしているのか。くわしく話を伺った。

言われた側がどう感じるかがポイントに

セクハラになるか否かのボーダーラインは、「言われた本人がどう感じるか」が大きなポイントとなる。

今回は、女性にとっては意外すぎる、けれど見てみぬふりはできないこの問題をピックアップ。他人事とは思えない身近な男女の事例から、世界で注目されたニュースでの事例をご紹介。

気づかぬうちに加害者になっていないか、自分の言動や行動と照らし合わせてみて。

Case1:「で、いつ結婚するの?」と価値観を押し付けてくる女上司

で、いつ結婚するの?と言ってくる女性上司がいますが、上手くいっていないこともあり、あまりいい気はしません。軽い気持ちなんでしょうけど…。(男性/28歳)

コメント: ライター取材

酔っぱらって気持ちが大きくなったのか、先輩(女性)が「だからモテないんだよ~」と。正直、イラっとしましたね。その言葉、そっくりそのままお返しします。(男性/35歳)

コメント: ライター取材

恋愛や結婚に関する質問で不快に感じる言葉があるのは、男性とっても同じよう。世間一般が言う幸せが、みんなの幸せではないことを肝に銘じて。

Case2:「こんなことして許してもらえるの、若いうちだけだからね」キツイ物言いの女上司

メールの送り間違いという初歩的なミスをしてしまったとき「こんなことして許してもらえるの、若いうちだけだからね」と言われ…たしかに自分が悪いんですけど、若いとか若くないとかで判断するのはどうなのと思った。正直、気分悪かったです。(男性/25歳)

コメント: ライター取材

本人の不注意とはいえ、注意をするときの言い方ひとつで変わってくるもの。そんな些細なことで、あなたのイメージが悪くなってしまうのはもったいない…。
また、性別・年齢・見た目など、人間が努力をしても変えることが困難な部分を指摘するのは避けるべき。

Case3:酔った勢いで…礼儀をわきまえない女上司

飲みの席で、上司(女性)が自分の飲んでいるグラスに「ちょっと頂戴」と言って口つけているのには引きました。自分が後輩女性に同じことをしたら「セクハラだ」といって騒がれるんでしょうね。(男性/29歳)

コメント: ライター取材

男性全員がボディタッチを好きだと思ったら大間違い。「親しき仲にも礼儀あり」は、部下から上司だけではなく、上司から部下へも同じこと。せめて、相手に選択肢をあたえるほうが無難かも。

Case4:生放送中に、見知らぬ相手から突然のキス

記憶に新しいニュース、サッカー・ワールドカップ(以下、W杯)ロシア対サウジアラビア戦の前の生放送中に、コロンビア人の女性記者がスポーツファンから体を触られ、キスをされるといったハラスメントを受けた。

一方でその翌週には、韓国人の男性リポーターが、ロシアでW杯についてリポートしていたところ、ロシア人の女性サポーター2人から突然キスをされた。男性リポーターは笑いだして、一時、リポートが中断されるという事件が。

同様の被害を受けているにも関わらず、男女が異なることで、世間での受け取られ方が異なる主張が多かったのです。
キスをされたのが女性のときは「セクハラ」だという主張が多く、男性のときは「セクハラ」だというひとは多くなかったのです。

けれどこのニュースを聞いたときに、みなさんには多くのひとの意見に流されないでほしいと思いました。

「みんながこう言っているからこうなんだ」と思い込んでしまうと、女性が弱い立場でありつづける連鎖から抜けられません。マスの意見ではなく、個人の意見を持つことが重要です。

コメント: ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター 美馬寛子さん

相手に対する気配りと、確固たる意思を

どんな立場であっても、どんな状況であっても、セクハラ問題を含む「人権問題」に真っ向から向き合うべき。

それと同時に世間に流されず、目の前の相手と自分をしっかりと見つめること。

日本という先進国にいても、言語のタイムラグがあるのです。英語が本場のアメリカやイギリスなどと比較をすると、気が付くことが遅い事態はよくあります。
だからこそ、もっと外に目を向けてほしいです。そして「みんなの意見はこう」という先入観を入れる前に、自分の考えを持ってほしいです。

世間体だけに流されず「目の前のひとはどう思うのか」「自分はどう思うのか」を大切にしてみてはいかがでしょうか。

コメント: ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター 美馬寛子さん

あなたが気にしていないことでも、相手にとってはすごく不快であるというケースもあるもの。その物差しは一概に言えないからこそ、他人事だと思わないで。相手に対して敬意を払う…そんなちょっとした心遣いが、大人女性としての品位につながるはず。

あなたは、この問題に対してどう思う?

取材協力/ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター 美馬寛子

Channelバックナンバー

ワールドクラスへようこそ

配信日:月曜日(月1)

世界基準の「美」を育てるための情報をお届け。

text : 上村菜穂

supervised by

ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター
美馬 寛子

08ミス・ユニバース・ジャパン。2018年よりミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクターに就任。ワールドクラスな目線で日本女性の美の可能性を広げている。
by.Sチャンネル「ワールドクラスへようこそ」で月曜日(月1)配信中!

Recommend