鍼灸師おすすめ「手のツボ」を仕事中に、6秒。“ツボで不調を整える”東洋医学の考え方って?

2019.04.11

疲れていても休めない、病院にも行けない。それって我慢するしかないの? そんなひとにこそおすすめしたい、ツボ押しセルフケア。東洋医学の専門家であり鍼灸師の江波戸恵美が、ツボで不調が整う仕組みや、緊張・不安や、胃や肝臓の不調、肩こりなどにアプローチできるおすすめのツボを8個ご紹介。いつでもどこでも簡単にできるツボ押しセルフマッサージで、心も体も不調を解消しましょ。

-目次-

ツボ押しで不調を和らげる仕組み。東洋医学の考え方とは

ツボの押し方&探し方のコツ。「6秒」がポイント

仕事中や移動中にもできる。鍼灸師おすすめのツボ8個

非常識だわ…。突如湧き上がるイライラが消えるツボ

このままでいいのかな。不安が吹き飛ぶツボ

大勢の前でプレゼン! 緊張がほぐれるツボ

午後イチ会議…寝てはいけないとき、睡魔に勝つツボ

きのう飲みすぎた…二日酔いが軽くなるツボ

長時間のデスクワーク。急な腰痛が軽くなるツボ

会食、プライベートごはん予定が続き…暴飲暴食。胃の不調に効くツボ

荷物が多いし、重くって。肩こり解消に効くツボ

無理な食事制限が祟った?便秘解消に効くツボ

まとめ

いつでもどこでも簡単にできるツボ押しセルフケアで、病気知らずの健康美人に。

ツボ押しで不調を和らげる仕組み。東洋医学の考え方とは

ツボを使う治療法は2000年以上前に中国で誕生。東洋医学は、体の中に経絡(けいらく)と呼ばれる道があって、その中を生命エネルギーや血液・水分が循環するという考え方。その経絡の交わる点が経穴(けいけつ)つまりツボ

実はツボを使った治療法の効果はWHO(世界保健機関)で正式に認められているほど。ツボを使った治療である鍼(はり)やお灸(きゅう)は欧米のセレブにも大人気。

東洋医学の健康とは

東洋医学が考える健康は、私たちの体の中にあるとされる、気(生命エネルギー)・血(血液や栄養素)・水(体にある血液以外の水)のバランスがとれている状態のこと。体に不調を感じる時は、体のバランスが崩れ健康ではない状態。ツボ押しによって、乱れたバランスや気の滞りが整ってくるので、ストレスからも解放されると言われている。

ツボの押し方&探し方のコツ。「6秒」がポイント

一日中デスクワークだったり、運動不足だったり、何かとストレスを感じやすい生活を送っている働く私たち。イライラや不安など、いやな感情を抱えることも少なくないはず。

そんなときこそ、ツボ押しによるセルフケアを試してみて。指で優しくツボを押せば、緊張やイライラも和らいで不安な気持ちも少しづつ落ち着いてくるはず。

ツボの押し方のコツ

ツボを押す時は「気持ちいい」と感じる場所を優しく押して。親指の平で、3秒かけてゆっくりツボを押し、3秒かけて指の力を抜きながらもどす。痛みを我慢してまでツボを強く押すことは絶対にNG。体に痛みが出たり防御反応で体が緊張してしまい、せっかくのツボ押しが逆効果に。

ツボの探し方のコツ

指でやさしく皮膚をなでると少しひっかかるような、かたくなっている部分があるはず。周りに比べて、カサカサしている、くぼみがある、皮膚の色がくすんでいるなどがツボ探しの目安に。指でやさしく押すと気持ちいいと感じる部分や、少し強めに指で押すとジーンと痛みを感じる部分もツボだと思ってOK。

仕事中や移動中にもできる。鍼灸師おすすめのツボ8個

出典: 鍼灸師 江波戸監修

出典: 鍼灸師 江波戸監修

体の不調や悩みごとに手のツボを鍼灸師がご紹介。仕事中や会議中、電車やバスの中でいつでもすぐにツボ押しができる。覚えておけばきっと役立つはず。

非常識だわ…。突如湧き上がるイライラが消えるツボ

仕事をしていると不条理なことにも出くわすもの。突如湧き上がるイライラが消えるツボはこの2つ。

合谷(ごうこく)、内関(ないかん)

# 合谷(ごうこく)の探し方

親指と人差し指の骨が交わるあたり。人差し指側のくぼんでいるところ。
万能のツボと言われ、痛み全般にアプローチできる。

#内関(ないかん)の探し方

手首の内側。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
心と体をリラックスさせ精神を安定させる。

このままでいいのかな。不安が吹き飛ぶツボ

朝起きて、道を歩いていてふと、漠然とした不安に襲われることはない? そんなとき、不安は吹き飛ぶツボはこの2つ。

神門(しんもん)、内関(ないかん)

#神門(しんもん)の探し方

手首の内側。小指側のシワの上にある筋(尺側手根屈筋腱)の内側(親指側)のくぼみ。精神を安定させ緊張を和らげる。

#内関(ないかん)の探し方

手首の内側。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
心と体をリラックスさせ精神を安定させる。

大勢の前でプレゼン! 緊張がほぐれるツボ

苦手なプレゼンの番がやってきた。緊張がほぐれるツボはこの2つ。

労宮(ろうきゅう)、内関(ないかん)

#労宮(ろうきゅう)の探し方

手を握ったときに、手のひらについた中指の先と人差し指の先の間。
緊張を和らげる。疲労回復効果も。

#内関(ないかん)の探し方

手首の内側。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
心と体をリラックスさせ精神を安定させる。

午後イチ会議…寝てはいけないとき、睡魔に勝つツボ

ランチのあと満腹状態で、重たい会議。絶対、寝てはいけな……!体をつねるよりも、ツボで睡魔に勝って。眠気が飛ぶツボ、中衝(ちゅうしょう)を。

#中衝(ちゅうしょう)の探し方

中指の先端中央。
気持ちをシャキッとさせ眠気を飛ばす。

きのう飲みすぎた…二日酔いが軽くなるツボ

ど平日なのに楽しくてつい飲みすぎた昨夜。しんどい今日を乗り切るためには、吐き気やストレス性の胃痛、乗り物酔いに効くツボ、内関(ないかん)がおすすめ。

#内関(ないかん)の探し方

手首の内側。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
心と体をリラックスさせ精神を安定させる。

長時間のデスクワーク。急な腰痛が軽くなるツボ

長時間のPC作業。急に立ち上がったら腰が痛い…! そんな急な腰痛には腰痛点(ようつうてん)を。

#腰痛点の探し方

手の甲側。人差し指と中指の骨の分かれ目(第2・第3中手骨底間)と、薬指と小指の骨の分かれ目(第4・第5中手骨底間)。片手に2点ある。急な腰痛やぎっくり腰の痛みに。

会食、プライベートごはん予定が続き…暴飲暴食。胃の不調に効くツボ

歓送迎のシーズン、暴飲暴食になりがち。胃の不調には内関(ないかん)がおすすめ。

#内関(ないかん)の探し方

手首の内側。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
心と体をリラックスさせ精神を安定させる。

荷物が多いし、重くって。肩こり解消に効くツボ

PCや資料、コスメポーチ、業後のジムウェア…働く私たちって、荷物多め。デスクワークも肩こりのもと。肩こり解消には外関(がいかん)にアプローチ。

#外関(がいかん)の探し方

手の甲側の手首。手首の関節シワ中央からひじに向かって指3本分の位置。
肩こりだけでなく寝違えにも良い。

無理な食事制限が祟った?便秘解消に効くツボ

食事制限ダイエットや、旅先の緊張からか便秘に。そんなときに試したいツボはこの2つ。

合谷(ごうこく)、神門(しんもん)

# 合谷(ごうこく)の探し方

親指と人差し指の骨が交わるあたり。人差し指側のくぼんでいるところ。
万能のツボと言われ、痛み全般にアプローチできる。

#神門(しんもん)の探し方

手首の内側。小指側のシワの上にある筋(尺側手根屈筋腱)の内側(親指側)のくぼみ。精神を安定させ緊張を和らげる。

まとめ

東洋医学は体のバランスが乱れたり、流れが滞ると病気になるという考え方。ツボ押しは体のバランスを整え、循環を良くするのに最適なセルフケア方法。短時間で簡単にできるので、ぜひ毎日の生活に取り入れ健康的な体作りを始めてみて。続けるうちにきっと効果を実感できるはず。

取材協力 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/江波戸 恵美(えばとめぐみ)

1996年青山学院大学卒業後、商社に入社。退職後、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。2015年渋谷にて、女性のための鍼灸治療院「Ema鍼灸マッサージ治療院」(会員制)を開業。1000人以上の働く女性や子育て中の女性を心身ともにサポート。東洋医学の啓蒙として執筆や記事監修も行う。スキンケア大学記事監修、ヤーマンメディリフト紹介動画出演など。毛髪診断士。

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