ダイエット中に「おすすめ/避けるべき飲み物」を管理栄養士が指南。飲み方のコツや注意点も✓

2019.06.10

水分補給をするさい、つい甘いジュースやカフェドリンクばかり飲んでしまっていない?  ダイエット中は、食べ物に気を遣うのも大事なことだけれど、実は飲み物にも落とし穴が! 普段から積極的に飲むべき飲み物や、逆に飲むべきではない飲み物まで、管理栄養士の高杉保美さんにレクチャーしていただいた。

-目次-

積極的に摂りたい!ダイエットにおすすめの飲み物

要注意!ダイエット中に避けるべき飲み物

ダイエット効果に期待!水分補給の基本の「き」

忙しいひとにおすすめ!置き換えダイエットドリンク

どうしても甘さがほしいときに。おすすめ甘味料はこれ!

まとめ


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積極的に摂りたい!ダイエットにおすすめの飲み物

出典: ライター撮影

飲み物は液体であるため食べ物よりも体に吸収されやすい。つまり、砂糖がたくさん入っているものを飲むとたちまち吸収されてしまう恐れがあるということ。だからこそ、飲むものには注意が必要なのだ。

まずは積極的に摂ることでダイエット効果が期待できる飲み物からご紹介。

#
1日1.5~2リットル飲むのが理想的。水は身体の代謝に必要で飲む量が足りないと老廃物が溜まりやすくなったり便秘になりやすくなる。水を飲んで尿や便で排泄を促すことでデトックス効果も期待できる。水は脂肪の燃焼にも必要。
便秘がちな方はマグネシウム豊富な硬水がおすすめ。

#緑茶
カテキンには抗菌作用、免疫アップ作用があるので風邪を引きにくくなる。利尿作用もあるのでデトックス効果も期待できる。ビタミンCが豊富に含まれているので美肌をサポート。カテキンの含有量が多いほどこれらの効果がアップする。

#特保(特定保健機能食品)のお茶
緑茶やウーロン茶などで特保(特定保健機能食品)に指定されているものが多数販売されている。これらは難消化性デキストリンなどの食物繊維が含まれていたり、お茶のカテキンが高濃度に配合されていたりするのでダイエットにはとても効果的。

#ウーロン茶
ウーロン茶のポリフェノールは腸内で脂肪の吸収を阻害する働きがある。血中の中性脂肪を低下させる効果も。
油っぽい食事と一緒に飲むと◎。

#ルイボスティー
エイジングの原因ともいわれる活性酸素を除去する「SOD酵素」が多く含まれる。亜鉛やカリウムも豊富。ホルモンバランスを整えたり、むくみ予防にもパワーを発揮。

#コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェインには脂肪燃焼効果がある。クロロゲン酸は食後の血糖値の上昇を抑える働きもある。抗酸化作用があり、美肌をサポート。

コーヒーのダイエット効果と効果的な飲み方については、下記の記事をチェックして。
「コーヒーダイエット」に関する記事はこちら

飲み物は常温で飲むのがおすすめです。これから暑くなると冷たいものを飲みたくなると思うんですが、やはり身体を冷やすのはダイエットにも健康にもよくないですね。

コメント: 高杉保美さん

要注意!ダイエット中に避けるべき飲み物

先ほども出てきたが、砂糖が入っている飲み物は基本的に避けるべき。以下、身体にいいから大丈夫と勘違いされがちな飲み物の代表例を挙げておく。

#調整豆乳
砂糖を入れて飲みやすくしているため糖分が多い。
糖質オフの調整豆乳、無調整豆乳ならOK。ビタミン、ミネラルが補給できて、空腹感を満たしてくれる。女性にうれしいイソフラボンも豊富。

#甘酒
ビタミンB群が摂れる上に日本酒に含まれる糀が身体にいいといわれているが、砂糖が多いため飲みすぎ注意。

#飲むヨーグルト
加糖のものはNG。無糖タイプなら◎。
乳製品が苦手な方は避けよう。日本人の40%が乳糖不耐症といわれていて、乳製品を摂るとお腹を下してしまう。

#牛乳
悪くはないが、ダイエット中には積極的に飲まなくてもよい。先ほどの飲むヨーグルトと同じで乳製品が苦手な方は避けて。

#市販のカロリーゼロ飲料
カロリーゼロと書かれたジュースの多くが人工甘味料が入ったもの。砂糖が入ってないので血糖値の上昇は抑えられるのだが、甘いものを好きな人が甘い味のものを飲んでいると、ずっと甘いものを欲する状態に。人工甘味料は砂糖の何百倍も甘さを感じるようにできていて味覚がマヒしてしまう。

ダイエット効果に期待!水分補給の基本の「き」

人間の身体は60~70%が水分でできている。肌のうるおいを保ったり、体温の調整、筋肉の働きをサポートするなど、さまざまなところで水分が必要となる。

自分の体重の2~3%減少すると脱水症状に。そうなると体温調整のための汗が出なくなるので、体温が下がってしまう。尿が出にくくなることで老廃物が体内に溜まり、血行不良の原因になるという負のスパイラルに陥る。

水分は喉が渇いたと感じなくてもこまめに摂るのがポイント。そんな水分補給のコツはこちらの2つ。

#1 
朝起きたらすぐ水を飲む
寝ているあいだに大量の汗をかくので朝起きると水分不足の状態。起きたらまず水分補給を習慣にして。

#2 食事のときは汁もので水分を補う
汁ものやスープでも水分補給は可能。栄養もしっかりと摂れるように汁ものやスープは具だくさんにすると◎。

喉が渇いたと感じたらすでに脱水症状です。水分を摂ってから身体に吸収されるまでに60~90分かかるといわれています。こまめに水を飲むことを意識しましょう。

コメント: 管理栄養士 高杉保美さん

忙しいひとにおすすめ!置き換えダイエットドリンク

忙しいと朝食を食べないなんてひともいるのでは?
せっかくなら栄養価の高い飲み物でさっと栄養補給ができると身体にも◎。そこで、高杉さんおすすめの置き換えドリンクを3つご紹介

#1 プロテインドリンク
さまざまなプロテインが出ているが女性には大豆からできたソイプロテインが◎。不足しがちなたんぱく質が手軽に補える。このとき砂糖があまり入っていないものを選ぶのがポイント。

#2 手づくりスムージーorクレンズジュース
野菜やフルーツだけでつくるクレンズジュースや凍らせたフルーツでつくるスムージーはビタミン、ミネラル、食物繊維などが摂れるのでおすすめ。甘味が欲しいときははちみつをプラスして。
フルーツに含まれる果糖は糖分が多めなので朝に摂取するのがベスト。

#3 トマトスープ
砂糖や塩を加えていないトマトジュースはリコピンが凝縮した美容にもダイエットにもいい飲み物。リコピンの吸収力をアップさせるためには油を加えて、加熱すると良いとのこと。

高杉さん流のトマトスープの作り方は簡単。
トマトジュース(無塩)に顆粒コンソメとオリーブオイルを小さじ1杯ずつ加えて加熱したら完成。お好みでにんにくを少し入れてもおいしい。

クレンズジュースやスムージーは市販のものはNG。加工されることで野菜やフルーツの栄養が減ってしまっている可能性が高いです。

コメント: 管理栄養士 高杉保美さん

どうしても甘さがほしいときに。おすすめ甘味料はこれ!

出典: ライター撮影

基本的に甘い飲み物には砂糖が使われているので、ダイエット中は避けたいところ。
豆乳やトマトジュースは甘味を感じることができるし、身体にもいいのでおすすめ。ただし、砂糖が入っているものがあるので、豆乳であれば「無調整豆乳」、トマトジュースであれば塩と砂糖が入っていないものを選んで。

コーヒーや紅茶などにどうしても甘味が欲しいときは「ラカントS」といったカロリーゼロの甘味料をプラスして。

甘味をつけるのに「はちみつ」はOKと思っている人が多いと思いますが、ブドウ糖が含まれているので摂り過ぎに注意しましょう。

確かに砂糖よりは血糖値が上がりにくく、ミネラルが含まれている点では優秀ですが、率先して摂らなくても大丈夫です。

コメント: 管理栄養士 高杉保美さん

まとめ

・ダイエット中に積極的に飲みたいのは水、緑茶、特保のお茶、ウーロン茶、ルイボスティー、コーヒー。
・市販のカロリーゼロ飲料には人工甘味料が使われているので避けるべし。
・水分はこまめに摂る。喉が渇いてからでは遅い。
・プロテインやクレンズジュース、トマトスープで朝食を置き換えればダイエット効果が期待できる。
・甘さが欲しいときは「ラカントS」などのカロリーゼロの甘味料を活用。
・身体にいいからと飲みがちな豆乳、甘酒、飲むヨーグルトは砂糖が入っているものは避けるべし。

これから暑くなり水分補給が必要なシーズン。そもそも健康な身体にはたくさんの水分を摂取しなくてはいけないからこそ飲むものはとても重要。
つい甘いものを飲んでしまうのは習慣になってしまっている場合が多いから、ダイエット中でなくても意識して選ぶようにしてみて。

「ダイエット」についてもっとくわしく知りたいひとは、高杉保美さんの著書『やセレクション ~これを選んで食べたら、15kgやせました~ (主婦の友社)』をチェック!

取材協力/管理栄養士 高杉保美

text : Yukari Shirai

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