• 心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

上質を知る女が、燕三条「暮らしの金物」に惚れこむ理由。“温度”ある名品を✔︎

2019.07.16

伝統の製法と職人の技巧を凝らして生み出されるメイドインジャパンが国内外で高く評価されているのはご存知のとおり。でも日本で暮らしてると、つい斬新でスタイリッシュなデザインの外国産プロダクトに手が伸びがちで、意外と国産は持ってない…というひとは少なくないのでは?

国内外の名品を知り尽くす人気スタイリストの大田由香梨さん長年愛用しているものをあらためて思い返してみると国産のものが多いそう。その魅力や大田さんが愛用する名品を、通いつけのお店とともにご紹介。

海外生まれのアイテムは生活の一部に華を添えるような、存在感のあるものが目立ちますよね。その一方で日本人が生み出すアイテムは、生活にそっと寄り添うような、ささやかで優しさのあるものが多い気がします。職人さんの思いやデザインに対する考えを感じられて、いつまでも飽きがこないんです。

コメント: 大田由香梨さん

ライフスタイリストが通う、新潟・燕三条の名店

出典: 燕三条地場産業振興センター提供

そんな大田さんお気に入りのお店は、新潟にある「燕三条地場産業振興センター」。JR上越新幹線燕三条駅の燕側出口から徒歩約5分というアクセスしやすい立地もさることながら、金物屋食器を中心に、燕三条でつくられた名品が充実しており、新潟に足を運んだ時は立ち寄るそう。

大田さんご指名の一級品を✔︎

# 「SUWADA」の爪きり

出典: 燕三条地場産業振興センター提供

世界有数の刃物産地として名高い新潟県三条市。
大田さんが愛用する爪きりは1926年創業の「SUWADA(諏訪田製作所)」のもの。材料選びから仕上げまで職人が手作業でクリエイトした爪きりは、美しいフォルムもさることながら切れ味などの機能性も抜群。

ネイリストや医療従事者にもファンが多いそう。
爪の形から綿密に計算してデザインされた刃によって、厚い爪も巻き爪もきれいにカットできるのが魅力。

#「島倉堂」のコーヒー豆入れ

一日のささやかなブレイクタイムを彩る名品は、こちら。
“プロダクトの美しさ”に惹かれて大田さんが購入したという、「島倉堂」のコーヒー豆入れ。青みがかった色合いが素敵な「鎚起銅器(ついきどうき)」の伝統と技術を駆使してつくりあげた豆入れは、キッチンに置くだけで空気がきりっと研ぎ澄むような、静謐で凛とした佇まい。

青みがかった独特の色合いは、職人が自ら手打ちすることによって生まれたもの。
革製品のように使いこむことで経年変化を楽しめるのがうれしい。

#「SUSgallery」のタンブラー

出典: 燕三条地場産業振興センター提供

キャンプなどのアウトドアシーンでも、国産プロダクトが頼りになる。ブランドの理念である「Sustainable(サステナブル)」と金属のステンレス鋼の意味を込めたブランド名を掲げる「SUSgallery(サスギャラリー)」のタンブラー

江戸時代より代々継がれてきた金属加工の高度な技術を、現代の暮らしに根ざすデザインに落とし込んでいる。タンブラーは真空二重構造のチタン製で氷を入れても何時間もとけないことから、大田さんはアウトドア中にアイスワインをよく楽しむそう。

オンラインで買うのもアリだし、実際に「燕三条地場産センター」まで足を伸ばして、実際にふれてみて吟味するのも一つ。長く使うものを探すなら日本人が手がけた国産プロダクトが、やっぱり私たちにはしっくりくる。

おばあちゃんになっても使いたいアイテムを今から見つけておくことが、私たちが“サステナブルな暮らし”を送るためにできることの一つかも。

Stylist/Lifestylist/大田由香梨

Channelバックナンバー

心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

配信日:火曜日(不定期)

積み重ねて生きていきたい女性のための、衣・食・住 ストーリーの描きかた

text : 門上奈央

supervised by

スタイリスト/ライフスタイリスト
大田 由香梨

ファッション誌のスタイリストとしてキャリアをスタート。のちにその経験をベースに、衣食住の全てをスタイリングする”ライフスタイリスト”として活動。
by.Sチャンネル「心地よく暮らす、ということ。STORYのある女」で火曜日(不定期)配信中!

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