• 心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

5分で完売…「岡山生まれのミニBAG」待望の新作。“作り手の温度”を知れば一生もの確定

2019.09.17

衣食住のライフスタイルを提案する、人気スタイリストの大田由香梨さんが手がける「LIFESTYLIST」。2018年1月に販売開始後、なんと5分で完売してしまった伝説のミニバッグが話題に。

手仕事によって生まれたバッグは、その後も毎回発売して数時間でソールドアウトするほどの人気。その秘密は使いやすく洗練されたデザインと、完成に至るまでのクラフトマンシップにあった。

時代にはそぐわなくても、貫く。「LIFESTYLIST」の哲学

店舗やネットで販売されている中で、気に入ったものを購入する。そうして自分の身の回りにはお気に入りのものが増えていく。もちろん、それでもいい。支払ったお金は誰かの対価となり、自分が意識していなくても社会は循環していくもの。

出典: 大田由香梨さん撮影

だけど「LIFESTYLIST」のような真に作り手自身がプロダクトに誇りを持っているブランドについては、どんな気持ちで作り手がプロダクトを作っているかを知りたい。そのストーリーを辿ることで、私たちもよりプロダクトを大切にできるはず。

大量生産がベースの時代とは逆行するかもしれませんが、私が大切にしたいのは、作り手が自ら作ったプロダクトがどんな人の手に渡るのかを知っている…そんな関係です。「LIFESTYLIST」の商品作りに携わる現場スタッフの方々とは密にやりとりしてますが、“完売”となると毎回すごく喜んでくれる。こんな距離感もネットと流通が発達した今ならではの距離感かもしれません。

コメント: 大田由香梨さん

出典: 大田由香梨さん撮影

「LIFESTYLIST」に携わるメンバーは数え切れないほど。原料の綿を育てる生産者、その綿を紡ぐトルコのスタッフ、オーガニックコットンを工場のある日本・岡山まで運んでくれる船乗り、一枚の生地に仕立てる機織り職人。そして、ようやくロンドンでも経験を積んだレザー職人の手に渡り、「LIFESTYLIST」のプロダクトが完成する。

きっと想像以上にスモールビジネスです(笑)。だから今携わってくれている方が一人でも欠けてしまうと「LIFESTYLIST」を続けることは難しいかも、と思います。

コメント: 大田由香梨さん

コットン派? レザー派? 原料選びに力を入れる理由

出典: 大田由香梨さん撮影

(左から)Leather Mini Book Bag 21,800円、Canvas Mini Book Bag 6,800円

「LIFESTYLIST」のバッグはコットン素材とレザー素材の2タイプ。素材が違うだけで風合いががらりと変わるのがとても魅力的だし、素材そのものが持つパワーを感じさせられる。事実、原料選びにはこだわっているそう。

出典: 大田由香梨さん撮影

一番大事にしているのはサステナブルであること。ただ“サステナブル”と一口に言っても捉え方が難しいですよね。一方から見ると、もう一方が見えなくなってしまう。だけど私の根底にあるのは、土地や家族、地球のことを考えている生産者の手がけるものを使いたいという考えです。

コメント: 大田由香梨さん

ファッションアイテムでは王道の素材であるコットン。しかしその背景には、栽培に農薬を使うことにより、心身の健康がおびやかされている農家もいるという現状もあるのだとか。

その事実を初めて知った時、多少価格は張ったとしても、自然にも人にもやさしいオーガニックコットンを消費する一人になろうと大田由香梨さんは心に決めたそう。オーガニックコットンが当たり前になる社会こそサステナブル。そんな考えは「LIFESTYLIST」のフィロソフィーにも通じている。

数量限定の秋の新作が生まれるまで

出典: 大田由香梨さん撮影

Nume Leather Mini Book Bag -Limited Earth Leather-  26,800円

この秋、数量限定の新作として登場したのがヌメ革タイプのミニバッグ。エコや動物愛護の視点からも昨今よく話題になるレザー。今回このバッグを作る決め手となったのは、科学的な薬剤を使わずに自然界の力で革をなめす“フルベジタブルタンニン”という製法に徹する工場「栃木レザー」との出合い。

出典: 大田由香梨さん撮影

牛のレザー製品は食肉の皮で作られたもの。つまり肉を食事で楽しむ人がいるから生まれた素材で、資源として使われなければすぐに腐敗してしまう。失われてしまった命にもう一度命を吹き込んでいく作業をするのが「栃木レザー」の方々。乾燥や洗浄、タンニンなめし、プレス、染色などの長時間にわたる工程は私には神聖な儀式のように見えました。

コメント: 大田由香梨さん

出典: 大田由香梨さん撮影

自然界には動植物の生命が存在していて、それらは全て大切な資源でもある。美しいことばかりではない。だけど、一度そこなわれた命である“牛の皮”を人間の知恵によって“革”にする。そうして作られたバッグを長く愛おしむという循環こそ、サステナブル。これこそ大田さんが長年考える中で見つけた答え。

出典: 大田由香梨さん撮影

絶対的な正解はなく時とともに変化していく。だからこそ、その都度自分の中での正解を見つけて、時代とともに生きていきたい。「LIFESTYLIST」バッグの手ざわりや質感のやさしさから、きっといろんな気づきを得られるはず。


栃木レザーの工場を訪れた大田さんがあたたかな言葉で綴った、完成までのストーリー記事も合わせてチェックしてみて。
https://www.lifestylist.tokyo/posts/6872148?categoryIds=2337918

お問い合わせ先 株式会社スリーピングトーキョー ☎︎080-3518-4714 info@sleepingtokyo.com

取材協力 Stylist/大田由香梨

Channelバックナンバー

心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

配信日:火曜日(不定期)

積み重ねて生きていきたい女性のための、衣・食・住 ストーリーの描きかた

text : 門上奈央

supervised by

スタイリスト/ライフスタイリスト
大田 由香梨

ファッション誌のスタイリストとしてキャリアをスタート。のちにその経験をベースに、衣食住の全てをスタイリングする”ライフスタイリスト”として活動。
by.Sチャンネル「心地よく暮らす、ということ。STORYのある女」で火曜日(不定期)配信中!

Recommend