大人たるもの、トレンドは取捨選択。目利きのプロが「私はやらない」ジャッジしたもの

2019.10.11

トレンド情報をSNSやメディアで仕入れて、鵜呑みにしても「私がやるとなんか違う…」現象は多々。

そこで参考にしたいのが、おしゃれプロの取り入れかた。どんなコーデに落とし込んでる? また流行っているけど「私はやらない」と潔くジャッジしたものって?

どんなトレンドも自身のスタイルに落とし込むDIESELプレスの田中久子さんが今季着たいと思っているトレンドアイテムは、レディなムードのトップス、ベイクドカラーのアイテム、コーデの主役に万能なチェック柄コート。どのアイテムも今っぽく仕上がる逸品だけど、着かた次第ではこださく見える落とし穴も。田中さんはどんな風に着る予定?

レディトップス、購入時に見るべきは“襟の形”

田中さんがレディトップスの命運を分けると考えているのは、襟の形。フリルで縁取った丸襟“ピーターパンカラー”は甘々な印象になりやすく、シティな雰囲気に着こなすのは至難の技。そこで、今季田中さんが買い足したのは、甘さとシックのバランスが絶妙なポプリンシャツ。

出典: 田中久子さん撮影

シャツ/ZARA、スウェット/ヴィンテージ、スカート・バッグ・ブーツ/DIESEL

このポプリンシャツは、首もとのフリルとオーバーサイズなシルエット、ストライプが絶妙。レイヤードしたときにいい仕事をしてくれそうな一枚だと思って購入しました。

コメント: 田中久子さん

シャツのふんわりとしたシルエットを生かすべく、タイトスカートでメリハリをつけてスタイリング。また、シャツと同系色のスウェットパーカーを重ねることで甘さを中和するのもポイント。スウェットとタイトスカートにシャツを入れることで、シルエットに動きを出してコーディネートに立体感をプラスすると、レディな雰囲気に。

トレンドカラーにこだわり過ぎはNG。不得意色は一点投入

DIESELの今季コレクションの中でも“業界ウケ”が抜群にいいという、ベイクドカラー。焼き菓子のような色味を取り入れるだけでコーデの雰囲気が生まれる上に、初心者でも取り入れやすい。似合わない色なのにトレンドだからと何も考えずに取り入れるのは少々お粗末。自分の肌色のトーンに合った色の洋服を着るのが真のファッショニスタ。

出典: 田中久子さん撮影

デニム・バッグ・ブーツ/DIESEL、ジャケット/ヴィンテージ、Tシャツ/AURALEE

肌が白めな田中さんは「オールブラウンなどのワントーンにすると、肌がくすんで見えやすい」と自らの似合うカラートーンを分析済み。また全身をベイクドカラーで統一するのでなく、パンツなどでコーデのアクセントとして取り入れるのがちょうどいいバランス。

ミリタリージャケットが大好きで、毎年着ているMY定番の一つ。いつもならデニムを合わせますが、今年はベイクドカラーのパンツを合わせてアップデート。このDIESELのパンツはベロア風の素材で、一気に季節感がUPして重宝してます。

コメント: 田中久子さん

長く着られるチェックコートの選び方

冬のコーデを印象付けるのはコート。トレンドのチェックを面積の大きいコートで潔く取り入れるのがワンランク上に見せるコツ。そこで悩むのが模様選び。その年の象徴的な模様を選んでしまうと、せっかく奮発して購入したのに来年着にくい…というオチに至りがち。

出典: 田中久子さん撮影

コート・スウェット・スニーカー/DIESEL、パンツ/DIESEL BLACK GOLD

スウェット×スラックス×スニーカーというシンプルなコーデも、チェックコートを羽織るだけで今年っぽさが出るから便利です。

模様は王道なものを選んだので、秋冬の定番として、来年以降もずっと着られそう。肌の血色が明るく見えそうなイエローベースのものをチョイス。

コメント: 田中久子さん

飽きがこないよう、いろんな着方ができるデザインのものを選ぶのがおしゃれ賢者。田中さんが選んだのはフードの取り外しができるコートで、カジュアルに着たい日はフード付き、きれいめに仕上げたい日はフードを外すつもりだそう。

トレンドを取り入れるかどうかよりも、どう着こなすか。“トレンドに着られない”、あなたなりのやらないジャッジを田中さんのコーデを参考に考えてみて。

取材協力/DIESELプレス 田中久子

text : 門上奈央

supervised by

DIESELプレス
田中 久子

DIESEL,DIESEL BLACK GOLDのショップスタイリストを経てプレスに抜擢。販売経験を活かした着まわし方やエッジの効いた女性らしいスタイルを紹介。

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