バズ美容垢さんなぜあなたはメイクをするの?

熱量の高いコスメ紹介や、丁寧な解説で、信頼されているバズ美容垢さんたちにインタビュー。普段なかなか知ることのできない美容垢さんの美の裏側をご紹介します。メイクや美容を楽しむすべての人への自分探しや発見につながりますように。メイク遍歴や美の実情について紐解いちゃいます♡

大人気!バズ美容垢さん

  • Twitterフォロワー数19万人!らむねさん 生粋の可愛いもの好き。収集癖とミーハー欲がすごい!
  • Twitterフォロワー数9万人!えみりさん 韓国ドルメイクを極める、推し美容を広める先駆者!
  • Twitterフォロワー数2万人!宮永えいとさん 大人男子に清潔感を指南する、身だしなみリーダー!
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かわいいと透明感を愛する らむねさん

  • 26歳 会社員(事務系)
  • 好きなブランド

    hince、NARS

  • コスメ以外の趣味

    海外旅行

女子大に通う普通の大学生が、コスメオタクになった理由

『コスメにハマったきっかけはなんですか?』

らむねさん
らむねさん

もともと可愛いものとか女の子っぽいものが好きなタイプでした。でも買い漁るほどになったのは、女子大に通っていた頃の友達たちの影響ですね。たまたま周りの友達がコスメや美容への関心が高い子が多くて。気がつけば、話題になっているコスメや新作アイテムをくまなくチェックするようになりました。みんなで大学が終わった後にコスメカウンターに行って、あれが欲しいとかこれが気になるとか言いながらウロウロ。デパコスはよくチェックしていましたね。

あと、ちょうどその頃海外旅行にもよく行くようになり、韓国に行って現地にしか売っていない韓国コスメを買うのが楽しみのひとつでもありました。当時はhince(ヒンス)が韓国にしかなかったので店舗に行ったり、オリーブヤングでプチプラを買ったり、いつも帰りの飛行機は大量買いしたパックやコスメ達でキャリーケースがパンパン(笑)

CUTE COSMETICS

『当時ハマっていたものは?』

らむねさん
らむねさん

当時は、とにかくキラキラしたラメのコスメが好きでした。見ているだけでも可愛いので、どんどん集めたくなってしまって。あとは、女子大だったからか、「今日のアイシャドウのラメ、キラキラで可愛いね」なんてことから会話が始まったりするので、それも楽しくて。特に話題になったCLIOのG10がお気に入りで毎日塗っていました。

CLIO

しっとり密着度が高くて粉落ちしないし、ラメ感が綺麗で涙袋に塗ってもアイホールに塗っても華やかになる。初めて使った時はとても感動しましたね。あと国内には売ってないようなラメ感を求めて、LA発のブランドColourpop(カラーポップ)のアイシャドウもたくさん輸入して集めていました。

同じ趣味の人と話したくて始めたTwitter。さらにコスメ愛は高まっていく…

『その頃からTwitterを始めたんですか?』

らむねさん
らむねさん

そうですね。最初は同じくらいコスメや美容を好きな人と話せたらいいなくらいの気持ちで始めたので、完全に自己満でした。これ欲しいとかこれ買ったよとつぶやく程度。でも確かメディヒールのビタミンCパックをツイートした時に、今まで見たことないくらい、いいねやRTがついたんです。そこからじわじわフォロワーさんが増えていった感じですね。当時は、バイトで貯めたお金のほとんどをコスメに費やしていました

VITAMIN C PACK

『らむねさんのツイートは、すごく熱量が高くて
“コスメ愛”が伝わってきます!
今はどんなコスメに興味がありますか?』

らむねさん
らむねさん

普段は事務系のOLをしています。基本的にオフィスにずっと籠もりがちなので乾燥が気になって…。年齢的にお肌の曲がり角ということもあり、肌に優しいコスメやスキンケアアイテムに興味があります。最近だと、少しお高めなんですが、クリスティーナのアンストレス アブソルート リラクサーという美容液がとっても良かったです!もともとアトピー肌で赤みが出やすくて荒れやすいのですが、鎮静してくれて、乾燥からも守ってくれますよ。

クリスティーナのアンストレス アブソルート リラクサー

メイクは、オフィスメイクだし、周りに男性が増えて「ラメ可愛いね」なんて会話もしなくなったので(笑)やりがいがなくて、キラキラはあまり使わなくなりましたね。その代わり、パーソナルカラー診断をきっかけに、"イエベ春"の自分に似合うオレンジやコーラルなどの色を好むようになりました。最初は好きな色選べばいいじゃんって思っていたんですが、もともと自分に似合うなと思っていた色に裏付けができた感じがして、さらに自信を持って愛着を持って選べるようになりました。

実はズボラなところが(笑)時短スキンケアも好き!

『らむねさんの美容ルーティンを
教えてください』

らむねさん
らむねさん

これだけ美容好きって言っていますが、ズボラなところもあって(笑)。朝もギリギリまで寝ていたいタイプなので、出かける30分に起きます。朝スチーマーを当てられたらいいんだろうけど、そんな時間はないので、拭き取り化粧水だけという日も。ぱぱっと時短でできるアイテムも結構好きです。1つ塗れば安心できるような。でも、朝時間をかけられない分、夜は毎日しっかりめにケアするように心掛けています。

最近はスリーピングパックをよく使っていますね。今までベタベタしそうだと思って挑戦しなかったんですが、ベタベタしないものも多いし、翌朝全然お肌の調子が違います!シートパックを10分とか貼って待っているより、寝る前にサッと塗って寝て終わりのほうが楽だなって。夜の塗るだけケアアイテムとしてはSISIのロザリティークリームと、ハクスリーのスリーピングパックがおすすめです。

SLEEPING PACK

らむねさん、なぜあなたはメイクするの?

『らむねさんのコスメ愛の源、
メイクをする理由は、何ですか?』

らむねさん
らむねさん

本当にオタクというか、趣味=コスメという感じで、完全に自分のためです。誰かにモテたいとかでやり始めたのではなく、ただ自分が新しいコスメを買った時にテンションが上がるから、それが楽しみになっています。もちろん誰かに綺麗に見られたいという気持ちはありますが、ただ人生をより楽しむためのアイテムがコスメだっただけ

ENJOI COSMETICS & LIFE

新しいコスメを試すときの高揚感がたまらないんです。ミーハーなのでSNSで見かけたから使ってみようとか、逆に誰も取り上げていないけど面白そうだなとか。あと『透明感』というワードに弱いですね。透明感って書かれると買わなきゃ!って思います(笑)

『趣味を仕事にしようとは
思わなかったんですか?』

らむねさん
らむねさん

もともと就活のとき、美容部員も並行して受けていて内定もいただいたんですが、悩んだ結果好きなことは好きなことで留めておくことにしました。仕事にすると現実的な部分も見えたりして、ただ単に好きという気持ちじゃいられなくなりそうで。だからコスメ・美容は趣味で、全く関係のない仕事を選びました。今後お誘いがあったら、その時にまた考えるかもしれないですが、こうやってSNSで少し携わらせていただいている時点で、今は満足しています。

KPOPアイドルとコスメの架け橋を目指すえみりさん

  • KPOPアイドルメイク研究家/パーソナルアナリスト/ナレーター
  • 好きなブランド

    rom&nd、エクセル、CHANEL

  • 推し

    SEVENTEEN、Red Velvet、NCT、ギョルギョン

憧れは白石麻衣ちゃん。「メイクしてない感」を極めていた学生時代

『もともとコスメやメイクに
興味はあったんですか?』

えみりさん
えみりさん

いや、実は最初からすごく好きで毎日メイクをしていたというわけではありませんでした。

中2の時に、コスメに興味のある友達がメイクをしているのを見て、私も買った方がいいのかなくらいの気持ちで、母と一緒にドラッグストアで買ったのが最初。キャンメイクのキャンディラップリップの4番を買ったのを今でも覚えています。なぜ赤リップを選んだのかは忘れてしまったんですが、塗った時にパッと雰囲気が変わってとても新鮮でしたね。

RED LIP

でも、いざ自分で普段メイクをするとなるとなんだか恥ずかしくて(笑) 高校生になって周りがばっちりメイクをするなか、当時、乃木坂の白石麻衣ちゃんが好きだったこともあって、メイクしている感が出ずに可愛くなる方法を極めていました。ヘアケアを頑張ったり、セザンヌの透明マスカラでまつ毛を上げて、肌なじみのいいクリームチークを目の下に仕込んでうさぎメイクっぽくしたり…。

CEZANNE

当時は、メイクはコンプレックスを隠すためのものというマイナスなイメージがあったんです。だから、顔をあまり変えずに元の部分をよく見せたいという気持ちが強かったんだと思います。
とはいえ、その頃からリップは好きで、気に入ったのがあればバイト代で買って、学校では使わないけど、カバンにお守り的に入れておいたり、放課後プリクラ撮る時だけ塗ったりしていました。

KPOPアイドルに出会って、メイクの楽しさ面白さに気づく…

『じゃあ、いつメイクに目覚めたんですか?』

えみりさん
えみりさん

KPOPアイドルに出会って、メイクに対するイメージが変わったのがきっかけです。KPOPって曲や衣装に合わせてガラリとメイクが変わるんです。同じアイドルでも多様なメイクをしているのを見て、コンプレックス解決のためだけではなく、“世界観やコンセプトを表現するためのメイク”という新しい概念が生まれました。

PRODUCE101という韓国のオーディション番組でギョルギョンちゃんを好きになって、彼女と似たメイクをしたいという気持ちで、韓国コスメデビューも果たしました。当時、日本には大粒のラメのアイシャドウをしているアイドルもいませんでしたし、「グリッター キラキラ」とかで調べてみると液状のものは韓国コスメにしかないらしいということが判明、エチュードハウスの涙アイライナーに辿り着きました。思い出深い、初めての韓国コスメです。

KOREAN COSMETICS

『なるほど、好きなアイドルと
似たメイクを楽しむことから、
メイク好きになっていったんですね!』

えみりさん
えみりさん

そうですね。そしてその後、人生で一番のKPOPアイドル、SEVENTEENを好きになりました。彼らが来日してライブをすることになったのですが、チケットが当たった日からライブまで1ヶ月半、人生初のダイエットをしてみたり、ライブに行く友達と当日に着る服とメイクでプリクラを撮りに行ってどんなふうに映るか予行練習したり…。もしかしたら推しの目に入るかもしれないからと、推しのために自分をよりよく見せたいというフェーズに入りました(笑) そこから完全にモチベーション全てが、推しです。

ライブとか、もはや会えなくても新曲出すとか誕生日とか、そういう区切りごとに自分も怠けないようにしようと思うようになって。それをずっと2〜3年繰り返しているうちに、すごくコスメやメイクが好きな人になっていました。
それまでは基本的にゲームとかアニメが好きでした…。私、実は声優だったんです。

女性のアニメ声優は暗黙のルールで「黒髪、前髪あり」

『え!?全然知らなかったです!』

えみりさん
えみりさん

そうですよね(笑)。実は19歳の時に声優デビューして、KPOPアイドルを好きになるくらいまではアニメの仕事をしていました。アニメの声優をしていた頃って、髪の毛をあまり染めちゃいけなかったんです。黒髪・前髪ありが定番。絶対してと言われるわけじゃないけど、男性ファンウケみたいなのを考えて、髪の毛染めると偉い人に「え、染めたの?」とか言われたりもして。私も普通に受け入れて、それでいいと思っていました。でも、KPOPアイドルってそうじゃないじゃないですか。かっこいいなって思ったんです。

それまでかっこいい女性を見ても、私は仕事的にこういうふうにしておけばいいやって思っていたのに、やっぱり推しはそこを超えてきた(笑) KPOPアイドルみたいになりたい!という気持ちの方が大きくなっていきました。私の場合、その変わりたいという気持ちを体現してくれたのが、コスメでした。

WANT TO BECOME

えみりさん、なぜあなたはメイクするの?

『えみりさんはどうしてSNSで
韓国アイドルメイクの発信を始めたんですか?』

えみりさん
えみりさん

私自身、KPOPアイドルに出会ってなかったら、変わりたいとか自分を極めたいという気持ちが生まれていなかったので、それって同じように思う人もいるんじゃないかなと思って、Twitterを始めました。あと自分で後から見返すためのメモとして。アカウント開設当初から、KPOPアイドル×メイクがテーマです。KPOPアイドルとメイクって近いけど、絶対的にイコールなものでもない。だからその架け橋になれたらいいなと思っています。メイクからアイドルを好きになってもいいし、アイドルが使っているからそのコスメを知るでもいい。今、#推しの誕生日リップ というタグを作って発信していますが、これもその1つ。

パーソナルカラーが流行って囚われすぎている人が多くてコスメを切り捨てる理由になってしまっているのが残念だなと思っていて。でも推しの力ってそれを超えられると思うんです。ばっちり似合うというわけじゃないけど思い入れがあるから、逆にこのコスメをどうやったら使えるようになるか考えるきっかけにもなる。KPOPアイドルとコスメを相関的に楽しむことができます。

あと、ジルスチュアートで美容部員のバイトをしていたことがあって、そこで自分のコスメだけじゃなくて、人に似合うものを探したり、欲しいものを一緒に考えたりする楽しさを知りました。それを機に人に何か伝えたいなという気持ちが芽生えました。今のパーソナルカラーアナリストの資格を取って仕事をしているところにもつながっています。

『えみりさんのコスメ愛の源、
メイクをする理由は、何ですか?』

えみりさん
えみりさん

やっぱり推しですね(笑) ギョルギョンちゃんが中国から親元離れて韓国に来て人生かけて頑張っている姿を見て、自分もちゃんと向き合って意識変えていかなきゃいけないんじゃないかなと思えたように、自分磨きとか人生における高い志みたいなものを推しから感じるんです。それがモチベーションになっています。あとは、その人を好きになったことがきっかけで頑張って人生が好転したら、余計に応援してて良かったなあと感じると思うんです。自分にも還元されるようなオタ活というか(笑) 「推しのために頑張る→頑張れたのは推しのおかげ→応援しててよかったなあ→もっと応援しよう」と、循環している感じ。

私の場合だと、細々と普通に声優やって結婚して人生終わるのかなと思っていたけど、今では推しを好きになったことだけでどこまで行けるのか試したいという気持ちがありますね。アイドルのライブグッズとかでコスメを作りたいという夢もできました♡

声優初期の黒髪前髪時代、別に強い意志があれば従う必要なんてなかったはず。でも自分の中でそうしなきゃいけないって決めちゃっていました。そこから今解放されたことで、感じることがあります。メイクって結局毎日落とすし、同じものを使っても人によって仕上がり全然違うので、服だとサイズが合わないと着られないけど、好きなところに塗って好きなようにまとえるからこそ、もっと自由になればいいなと願っています。

MORE FREEDOM

見た目を変えれば人生も変わることを伝える宮永えいとさん

「3秒に1回叫んでた」トゥレット症候群(チック障害)だった過去

『なぜ身だしなみや美容に
興味を持ち始めたんですか?』

えいとさん
えいとさん

僕、昔3秒に一回叫んでるような少年だったんです。トゥレット症とかチックとか言われる神経の病気でした。嫌でも周りに見られたり、悪口を言われたりするから、引きこもるようになってしまって、2ちゃんねるの世界に入りました。もともとファッションが好きだったので、スレッドで自分の服やヘアスタイルを表現するようになり、そこで友達もできました。

でも中2の時に、2ちゃんねるでオフ会をすることになって。会ったらトゥレット症だってバレちゃうじゃないですか。大ピンチです。今までインターネットだけで、リアルの世界では自己表現したことがなかったので。悩んだ結果、思い切って自己表現をMAXしてバチバチにきめてオフ会に行ったら、なんとトゥレット症、治っちゃったんです(笑) まさかですよね。びっくりしました。

INTERNET WORLD

『そんなことあるんですね!?
オフ会に行った先で症状が
出なかったということですか?』

えいとさん
えいとさん

症状が出なかったというと嘘になっちゃうんですが、発作がある程度我慢できるという感じでした。いわゆる何かの本番に近くて、運動会や受験当日の緊張感ってあるじゃないですか。よしやってやるぞという気持ちでのぞんだのを覚えています。ファッション・ヘアのカテゴリの人たちとのオフ会だったので、みんなで古着屋をめぐりました。リアルの世界ではトゥレット症の奴というレッテル貼られていたけど、ハンドルネーム、エガちゃんという一人のお洒落な少年として見てもらえて、リアルで見てもお洒落だねって真っ当な評価をしてもらえるのが本当に嬉しかったです。

理想の見た目を作ったら、心もついてきて、精神病まで治っちゃったから、ああ、僕は見た目を変えて人生をも変えられる美容師を目指そうと決めました。できすぎたストーリーですが、実話です(笑) そこから美容というか、見た目の力を信じるようになりました。

雑誌CHOKiCHOKiモデル、美容師の道へ

『じゃあもうこの中学生あたりから、
ヘアなど美容には興味があったんですか?』

えいとさん
えいとさん

そうですね。まず男性の美容の入口は、ワックスやヘアオイルだと思います。それこそ僕らの世代は、ギャツビーのCMが話題になって、ワックスブームでした。アインズトルペとかちょっといいサロン専売品が売ってるところで、2ちゃんで得た知識をもとに買って、これとこれを混ぜて立ち上げるとこうなるとか日々研究していましたね。特にNAKANOのタントシリーズや、トリエのエマルジョンなどをよく使っていました。

そのあと専門学生になってから雑誌CHOKiCHOKiのモデルになりました。当時は自分をどう見せるかを必死に考えていましたね。でも、その後昔からの夢だった美容師になってからは、今度は他の人をどう見せるかに一生懸命になりました。

『他の人をどう見せるかを考える過程で、
身だしなみへの意識が高まったんですか?』

えいとさん
えいとさん

今の身だしなみの原型になっているのは、25〜26歳の時。読者モデルやめてから、美容師という職人になって、逆に自分のことには全く気を使わなくなってしまいました。半年くらい髪も切らないし、スキンケアもしていなかったし、顔もボディソープで洗ってたんです。別にそれでも自分としては大丈夫だったんですけど、1日のお客さん全員に「あれ、えいとさん疲れてますか?」って聞かれた日がありました。帰って鏡を見たら、まあ確かに、なんか読者モデルの時と違うなって。その頃店長もやっていたので、疲れて肌も荒れていたんですよね。だから、まずスキンケアをしようと思いました。

「疲れてる?」と聞かれないために始めたメイクアップ。

『よっぽど疲れていらっしゃったんですね。
確かに、私も「疲れてる?」って、
ちょうど25〜26歳の頃から、
聞かれることが増えたかもしれないです…』

えいとさん
えいとさん

そうそう。多分お肌の曲がり角的なタイミングということもあったんですよね。でもスキンケアって時間がかかるじゃないですか。

僕の課題としては、明日お客さんに疲れてる?と聞かれちゃいけないことだったので、その時ファンデーションを手に取りました。美容師として使う女性用のコスメを持っていたので、色は少し明るかったんですが、スリーのファンデーションを塗ることにしました。普通は、逆ですよね(笑) スキンケアを始めて、次にメイクにチャレンジするんじゃなくて。メイクを始めたから、落とすためにスキンケアをスタートしました。

FOUNDATION

『初めてのファンデーション、
いかがでしたか?』

えいとさん
えいとさん

色も明るかったので、とりあえず部分的に塗り、仕事に行きました。初めてだったので、そわそわしたんですけど、僕がトゥレット症を直したきっかけのあの日の感覚に似ていて。外見ばっちりキメて行った日に“心が追いついてきた”そんな感じ。なんか武器を得たような。あれ?これ元気を装えるかもと思いました。心なしか接客も元気になって、ハサミも軽快になっちゃったりして。

ちょうどその後、ファイブイズムが登場したんです。結構それが衝撃で。それまでメンズのメイクってこそこそやらなきゃいけなかった。百貨店のコーナーでわざとヘアメイクさんのふりをして、あたかも仕事ですよって感じで買いに行っていました。僕じゃなくて女の子に使うためですよと、手の甲に塗って色確かめたりしながら選んだりして(笑)

ファイブイズム

でも、ファイブイズムのカウンターに行ったら、美容部員さんが接客してくれて塗ってくれました。その時はネイキッドコンプレクション バーという10種類くらいあるファンデを試したのですが、当たり前に接客してくれた体験に感動しました。こういう時代になったんだなと。そこからはファイブイズムさんにお世話になりっぱなしです。そして、これを機にもう発信してもいいなと思って、YouTubeを始めました。

宮永えいとさん、なぜあなたはメイクするの?

『えいとさんはどうして
SNSでの発信を始めたんですか?』

えいとさん
えいとさん

これからメンズコスメが浸透していくんだろうけど、僕も最初そうだったように、世の中に女性ものはあるけどメンズのハウツーは全然ないんですよね。なので、ヘアメイクもやってきたし、男の中の正解って多分まだないから、自分で作っちゃえばいいんじゃないかなと思って、とりあえず始めてみました。

一番最初の動画は、それこそファイブイズムのファンデーションですね。ちょうどその頃りゅうちぇるさんとかが、とてもポップなメイクをしていたので、それがメンズメイクみたいなイメージがあって。テレビで取り上げているメイクは、僕がしているメイクとは違うと感じました。メイクをしたいわけではなかったので、その理解を変えたいなと。僕がしているメイクは、マイナスを0にする「脱疲れ顔」だから、世の中のメンズメイクとはニュアンスが違うよということをふんだんに盛り込んだコンテンツにしました。今の YouTubeのはじまりです。ターゲットは25歳くらい。20歳の時とやってることや気持ちはあまり変わらなくて、仕事はできるようになってきているのに、あれ肌は衰えてきてない…?みたいな自分の原体験と同じです。

最初はコンテンツが伸びなくて、3〜4ヶ月500人とかでした。それまでメンズメイクだけを紹介していたんですが、僕って美容好きではないんですよね。もともとファッションが好きで自分の見た目をアップデートするのが好きなタイプ。美容好きの美容じゃなくて、ファッション好きの美容だということに気がついたんです。ファッションの延長線上に美容がある

CAMERA

美容室にくる人もそうじゃないですか。お洒落好きな子がそのファッションに合わせて好きなヘアスタイルを求めて来る。美容が主導じゃない。そう思ったので、ファッションとヘアスタイルと美容の混じったコンテンツで色々な入口作ったら、視聴者が一気に増えました。僕の立ち位置が理解されたんだなとYouTubeきっかけで、それまで全くメイクとか興味なかったけど、BBクリーム買ってみましたみたいな声もいただくのですが、めちゃくちゃ嬉しいです!

『えいとさんが、
美容をする理由は、何ですか?』

えいとさん
えいとさん

僕は見た目で心が変わっちゃったので、見た目に対してはめちゃくちゃ執着心があります。見た目を変えれば人生も変わるって本当に思っています。見た目について、よく革製品に例えるんですが、高くていい革製品を買っても、メンテナンスをせずにただ毎日使ってたら、劣化するし廃棄せざるを得ないものになっちゃうじゃないですか。

でもちゃんと毎日メンテナンスすれば、オイル塗ったり埃を払ったり、大事に使っていたら、経年変化に変わるんですよね。劣化じゃなくて。同じ年数を過ごしている皮なのに、捨てなきゃいけない皮と、味があって価値のある革。10年使った方が良い革になるのは、えらい違いだと思います。それを僕は人間の肌でも起こすべきだと思っていて。経年変化をさせて、愛着のわく渋みを出していく。そういうモチベーションでやっています。

昔ってメンズがスキンケアをしていたらナルシストみたいなイメージでした。でも、結構自分がどうというより先に、ロジック的に考えて、その過程を楽しめばいいと思うんです。車とか革のメンテナンス、メンズはみんな好きじゃないですか。こうやってこうやるとこうなると組み立て考えるような。それを僕はただ肌でやっているだけという感じなんです。それで見た目も良くなったら、良いことしかないじゃんって思います。みんながバイクのメンテナンスをしてどうやったら早く走れるかを研究しているのと同じ。そういう風に考えると別に抵抗もなくなるんじゃないかなと思います。